飛島建設株式会社様
支店として委託先の把握と確実な管理を目指して
事業内容
企業の廃棄物への取り組みについて教えてください。
安全品質環境部では産業廃棄物に関わる業務の管理指導を行っています。
現場からの廃棄物排出の承認依頼を受けて、運搬処分業者の審査を行い社内決裁から処理委託契約書の内容確認を行います。審査については、電子に対応しているかを重点ポイントにしています。
また、処分場の視察、研修会の参加、月次の環境パトロールを実施しています。
マニフェストに関連するものでは委託契約を締結した現場の登録から全体の管理指導や行政報告を行っています。
電子マニフェストの管理については基本的に各作業所任せで、紙マニフェストを紙マニMakerへ入力する作業についてはフォローをしています。
導入の経緯
マニフェスト伝票の起票が不要
e-reverse.comを利用した電子マニフェストを導入したのは、6年前で私の前任者が担当していました。当時は他社に先駆けて導入したほうがマニフェストを抜け漏れなく管理できるだろうという考えでのスタートでした。
JWNETでの電子化に加えてe-reverse.comを利用することの利点は、収集運搬業者がマニフェストを起票してくれる点にあります。作業所の職員は廃棄物を確認して承認するだけなので運用の手間が削減できますし、データの閲覧についてもJWNETより見やすいと感じます。
現在は全マニフェストのうち95%がe-reverse.comを利用した電子での管理となっており、委託先選定の際もなるべくe-reverse.comを導入している会社と契約するようにしています。
導入効果
支店として確認・管理ができる
紙マニフェストの頃は、作業所が廃棄物を委託している契約先を把握できていませんでした。電子化してからはe-reverse.comで委託契約先を閲覧できるようになり、こちらからも確認ができるようになりました。
各現場のマニフェストの進捗状況も確認できるので、遅延しているものに関しては連絡をし、担当者の雇用形態に合わせてこちらで確認ができるような設定もできる点が重宝しています。
また、複数のデータを一括で参照できる点が大変便利です。弊社内で廃棄物については、リサイクル率引き上げの為の混合廃棄物減量化の目標があります。社内へ混合廃棄物の数量の報告を行う際はe-reverse.comのデータから集計をしています。
行政報告が簡単に
e-reverse.comを導入してから行政報告がそれほど手間ではなくなりました。
e-reverse.comの行政報告ツールとマニフェストデータのCSV出力を利用すれば、エクセルで簡単に報告書が作成できます。
紙マニフェストについても全てリバスタの紙マニMakerへ入力していますので、電子のマニフェストと合わせて抜け漏れがないか確認しています。
今後の展望
マニフェストの電子化率をさらに上げていきたい
運用面で改善していきたい点としては、IDとパスワードの管理です。担当者の中には個人と作業所のID・パスワードが混同していて、現場が変わるごとにID・パスワードも変わると思っている場合が多く見受けられます。
どの現場へ行っても個人のIDパスワードは同様だということが定着すれば、さらにスムーズに運用でき、管理もしやすくなると考えています。
それからマニフェストの電子化率をさらに上げていきたいと考えています。
そのためには収集運搬業者のe-reverse.com加入率増加が必須なので、リバスタへも働きかけをお願いしています。
電子委託契約サービスに期待しています
新しいサービス「er-contract」を積極的活用するため、既に導入をいたしました。
e-reverse.comについての細かい仕様面で使いにくいと感じるのは以下の点です。
- 次の画面を表示する時間がかかる。
- 組織を選択する際に自分がどのIDでログインしているのかわかりにくい。
- マスター情報を変更して確定したときにプレビューが表示されない。
- マニフェスト照会画面について300件ずつしか読み込めない。
→データ保管の際、1年分を出力するのに何度もページを送らなければならないのが手間です。
また、JWNET直接運用の企業の検索ができて、その電話番号がわかれば便利だと思います。
ユーザー概要
社名 | 飛島建設株式会社 |
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URL | https://www.tobishima.co.jp/ |
事業内容 | 土木、建築工事および請負業、ほか |
所在地 | 東京都港区港南一丁目8番15号 Wビル |
創業 | 1947年 |
資本金 | 55億1,994万円 |
インタビューご担当者様